Yujii’s diary

留学生の話

カナダ留学#20『逃走劇 完』

こんにちはYujiです。

今回は前回の続き『逃走劇 完』を書いていきたいと思います。

 

逃走劇

彼に捕まった僕は車に乗りました。

雇い主:「なんで逃げるんだよ」

Yuji: 別に逃げてない、来てるの知らなかった。

雇い主:「家まで送ってあげるよ」

Yuji: いや大丈夫。近くの大学で友達が待ってるからそこでいいよ。

嘘はいけない事ですが僕は咄嗟に嘘をつきました。

もしこのまま家まで送ってもらうと1時間かかるからです。そう僕の家から新しい職場までバスで2時間半かけて通ってました。

1時間も雇い主と話さないとあかん、話す内容は決まっている。そう前回のブログで書いた女の子の事です。それなら近くの大学なら10分で着き大学構内にバスターミナルがあるのでそれで帰れると思ったからです。

でも彼もバカではありません。大学に着くとバスターミナルに向かおうとしたので、ここでいいよと言ったものの無視されました。このままだとバスで帰るのがバレる。どうしよう。

すると『これよりバスだけと書かれた標識が。』勝った、、、

彼は不機嫌そうに大学の駐車場に車を止め僕が出ようと準備したところ彼は車の鍵を閉め、口を開きました。

雇い主:「友達はどこなんだい?」

Yuji: ・・・・・・

 

絶対絶命

雇い主:「友達はどこなんだい?」

Yuji : 大学内にいるからまだ来てない。 じゃあ行くね。

雇い主;「私に会わせなさい、お前が嘘ついてるかもしれないから」

Yuji: なんでやねん。プライベートまで入ってくんなや。

雇い主:「ただ顔を見るだけでいいから 顔を見て確認したら行けばいい」

Yuji: ・・・・

 

とこんな感じで責められ、しつこさに苛立ちを覚えてたのを覚えてます。

 

逃走

やばいこのままじゃここから逃げれない。どうしようと考えた挙句無理やりでも逃げようと考えました。でも、ドアがロックされてたので解除しないといけない。彼にバレない様に手を組みドアにもたれこみながら右手で慎重にロックを解除しました。解除する時音でバレない様に咳払いしながら解除したのを覚えています。

第1段階クリア。次は逃走経路を考え、この車を勢いよく出て大学のほうに走り込めば大丈夫。ただ駐車場の端に車を止めていたので大学の構内までは200mぐらいある、、、

でもやるしかない。と心に決め、何度も深呼吸をして息を整え雇い主に伝えました。

 

Yuji: 友達が待ってるから行かしてくれ。

雇い主:「ダメだ、友達に会わせろ」

Yuji: Okay お前はクレイジーすぎる じゃーな と

 

思いっきりドアを開け怒りの気持ちも込め思いっきりドアを閉め無我夢中で大学構内に目掛けて走りました。途中彼がYujiと叫んでたのは聞こえましたが振り向かず走り大学の構内に。1番にトイレの案内が見えたのでトイレに駆け込みドアをロックし20分息を潜めました。笑

周りから見たらそんなにトイレに行きたかったのかなと思われたでしょうね笑

でもそれぐらいしないと彼は嫉妬深く自分の為なら何でもやる人でした。無事逃走した僕はバスに乗り彼が見張ってるかもしれないと思い姿勢を低くし帰路につきました。

それから彼と店で会うや嘘つき呼ばわりされましたが、僕には新しいオーナーがいたので相手にせず黙々と業務に打ち込みました。すると彼も寂しくなったのか次第にくだらないことを話しかけてくる様になりました。

 

さいごに

嘘をついた事はいけない事だし雇い主には助けてもらってたのは事実なので逃走した事にはその時反省しました。ただこれ以外に関しては全く悪くないと思ってました。

みなさんも人を簡単に信用せず、トラブルには巻き込まれない様にしてくださいね。それが海外留学なら尚更だと思います。もし困った時すぐに助けてくれる人が近くにいないからね。

 

今回も読んでいただきありがとうございました。嬉しいです。