Yujii’s diary

留学生の話

カナダ留学#19『逃走劇①』

こんにちはYujiです。

今回は前回の続きカナダ留学#19を書いていきます。

カナダ留学#18『喧嘩』 - Yujii’s diary

 

出会い

雇い主と不穏な空気もありながら仕事をこなし、女の子とも極力話さない様にした。その子は日本語も話せるため僕たちが日本語で話すと彼は理解ができないため嫉妬されてしまう。

なんでこんなことまで気を使わないといけないんだ?と段々雇い主と働く事に嫌気がさしてきた頃1人のオーナーと出会う。

彼はスーパーを経営しているオーナーで雇い主の友達でもあり、よく彼の店に営業しに行ってたので顔見知りの中であった。

ある日、いつも通り彼の店に営業しに訪れてた時、僕はただ立ってるだけで雇い主の営業が終わるのを待つだけなのだが、立ってた僕を店のオーナーが呼び事務所の中に連れていかれ口説かれた。

 

彼: 「ここで働かないか?」

Yuji: え?でも雇い主のところで働いてるから、、、

彼: 「彼には俺からちゃんと伝えるから」

彼: 「時給も13ドルで交通費も出すから」

彼: 「雇い主はクレイジーだろ?だからここで働けよ」

Yuji: やっぱりみんなそう思ってるんだ。

 

こんな感じで話は進み、正直雇い主との空気も悪かったし、いい意味で彼から逃れると思って承諾しました。彼はインド人で彼の経営するスーパーで品出しなどスタッフとして働き始めました。(この内容はカナダ留学#21で書いていきたいと思います。)

 

嫉妬心

ある日の夜、新しい職場スーパーでの仕事を終え裏口の段ボールを整理しているとシャッターの隙間から雇い主の車が来たのが見えました。いつも通り営業しに来たのかなと思ったのですが、ここで会うと絶対家まで送ってあげると言われると思ったので、すぐに帰る準備をして雇い主が正面のドアから来ることを想定して裏口のドアから出ました。

ドアをでた瞬間全速疾走でバス停まで走りバスを待ちました。なぜなら雇い主は嫉妬深く絶対僕を捜しに追いかけてくると思ったからです。

僕の勘が的中し、雇い主の車がオーナーの店から出てくるのが見えたと同時にバスが来て、丁度僕がバスに隠れ、バスに乗車し雇い主には気づかれてないと。

時刻は6pmで冬だったので暗く、外は寒かったのでバスの窓も曇って外からは中の状況が分からない逃げ切れた僕の勝ちだと確信しました。

 

しかし甘かった。彼は化け物だった。

 

バスに座って勝利を確信し横を見るとギリギリに幅寄せしこっちを見てる雇い主がいるじゃないか。車線なんか関係なしにバスを煽ったり幅よせをしたり。

「ヤバすぎだろ」とみなさんも思ったでしょう?ほんまにやばかったんですこの人は。自分の為ならわがままを突き通すスタイルでした。

でも、ここで雇い主に捕まったらまた軟禁されると思った僕は捕まるわけにはいかないと。

彼は僕が乗り換えるバス停に先回りして待ち伏せしているのが見えたので、あえて降りず進むと彼はバスを煽ったり幅寄せの繰り返しで、このままだと他に迷惑かかると思ったので次のバス停で降り降参しました。

どんなけ僕のこと好きなんだよ。

 

 

逃走劇

彼に捕まった僕は車に乗りました。

雇い主:「なんで逃げるんだよ」

Yuji: 別に逃げてない、来てるの知らなかった。

雇い主:「家まで送ってあげるよ」

Yuji: いや大丈夫。近くの大学で友達が待ってるからそこでいいよ。

 

嘘はいけない事ですが僕は咄嗟に嘘をつきました。

もしこのまま家まで送ってもらうと1時間かかるからです。そう僕の家から新しい職場までバスで2時間半かけて通ってました。

1時間も雇い主と話さないとあかん、話す内容は決まっている。そう前回のブログで書いた女の子の事です。それなら近くの大学なら10分で着き大学構内にバスターミナルがあるのでそれで帰れると思ったからです。

でも彼もバカではありません。大学に着くとバスターミナルに向かおうとしたので、ここでいいよと言ったものの無視されました。このままだとバスで帰るのがバレる。どうしよう。

すると『これよりバスだけと書かれた標識が。』勝った、、、

彼は不機嫌そうに大学の駐車場に車を止め僕が出ようと準備したところ彼は車の鍵を閉め、口を開きました。

雇い主:「友達はどこなんだい?」

Yuji: ・・・・               

 

 続く・・・・

次回逃走劇②を書いていきます。

 

今回も読んでいただきありがとうございました。嬉しいです。

 

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